『ライブテープ』

昨年年末から順次レイトショーで上映された『ライブテープ』。
前野健太というミュージシャンが、
吉祥寺の街をひたすら歌いながら歩き
最後は井の頭公園でバンドメンバーと合流し、
演奏するというドキュメント映画。
監督は松江哲明監督。
  
私が観たのは確か吉祥寺で年末だったと思います。
内容はというと、本当にひたすら歌いながら歩いているだけ。
でも、それだけなのにすごくいいです。面白いし。
唐突に歌い出す前健とリアルすぎる日常風景が、
はじめは観ている私も少し気恥ずかしいような
何とも言えぬ感情を抱きましたが、
だんだんと歌に引き込まれて行き、
途中、メンバーの二胡奏者(吉田さんというらしい)と
合流したときには思わず涙がこぼれそうになりました。
二胡の哀愁のある音色に弱いです。
 
この映画、エネルギーというかパワーというか、
歌の力に圧倒されるんですよね。
 
見終わった後、かなり感動して
余韻に浸っていたいような、言葉が出ないような…
なんと言って良いのやら…
   
あぁ、いい!よかったな…って感じで。
  
ゴールデンウィークにまた上映されるらしいので書いてみました。
 
前健の歌、いい歌がたくさんなのですが
個人的に『メッセージ』を聴くと、
うじうじ考えている自分が可笑しくなり、
何かフッとが吹っ切れるものがあり、好きです。